近年、屋外空間の価値が見直されています。特にテラスやバルコニーは、限られたスペースを最大限に活用し、訪れる人々に快適で心地よい時間を提供するための重要なエリアとなっています。今回は、日本バルコニスト協会のスタイリングチームが施設向けのバルコニースタイリングをどのように行っているのか、実例を交えてご紹介します。
施設向けバルコニースタイリングの重要性
バルコニーは、ただ外を眺める場所以上の価値を持っています。施設においてバルコニーは、訪れる人にリラックスしたり、自然を感じたりする特別な時間を提供する場所となり得ます。そこで、日本バルコニスト協会のスタイリングチームは、施主さんの思いを大切に、施設の持つポテンシャルを活かして、訪れる人々に豊かな時間を提供するためのバルコニースタイリングをサポートしています。
日本バルコニスト協会 スタイリングチームについて
スタイリングチームは、マンションや施設の施工管理、モデルルームデザインなど豊富な経験を活かし、施主の意向を汲み取りながらデザインを提案します。まず、図面を基にして空間の特性を理解し、オンラインでのヒアリングを通じて「訪れる人にどのような時間を過ごしてほしいか」を明確にします。その上で、デザインや家具選定のアドバイスなど、トータルでのスタイリング提案を行います。
別府市鉄輪温泉での実例
2024年1月、スタイリングチームは大分県別府市の鉄輪温泉にある「冨士屋」さんに伺いました。冨士屋さんは明治からの旅館の建物を保存・再生され、1階はカフェ、2階を文化的イベントのスペースとして数々のイベントも実施されています。
新館として宿泊施設を建設するにあたり、バルコニスト協会にスタイリングのご相談をいただきました。
スタイリングプロセス
①空間の把握とヒアリング:まず、図面をもとに新館バルコニーの空間を詳細に把握します。次に、オンラインで施主とのヒアリングを行い、どのような体験をバルコニーで提供したいのかを明確にします。
②提案と実施:ヒアリングを基に、予算とご要望を踏まえた上で、デザイン提案を行います。
③フィードバックと調整:提案に対する施主様からのフィードバックを受け、さらなる調整を行います。これにより、施主の満足度を高めながら最終的なスタイリングを確定します。
冨士屋さんの新館に対するバルコニースタイリング提案は、とても喜んでいただくことができました。完成までの様子も引き続きレポートできればと思います。
日本バルコニスト協会のスタイリングチームは、施設向けのバルコニースタイリングにおいて、施主様の想いを形にするためのサポートをいたします。「この空間で、こんな時間を過ごしてほしい」と、誰かの豊かな時間を願いながらも実現の方法に迷っておられる方は、ぜひ下記URLよりお問い合わせください。
バルコニーの活用方法をご紹介:#01 Home Workcation