日本バルコニスト協会とご縁のある方の素敵なバルコニストライフを紹介する「わたしのバルコニストライフ」シリーズ。第2回は、日本バルコニスト協会会員でもあり、「こんまり®メソッド」のビジネスコーチ&片づけコンサルタントとしてご活躍されているミッツィーさんのご自宅にお邪魔しました。
限られたスペースでも草花に囲まれながらバルコニーを楽しむ
ミッツィーさんは、外資系エアラインでCAとして活躍されていたバイリンガル。ワインやシャンパンをこよなく愛し、ソムリエ資格を取得したほど。現在は、世界中に一大ブームを巻き起こした、人生が変わる片づけ術「こんまり®メソッド」のビジネスコーチ&片づけコンサルタントして、あらゆる人のお宅を「ときめく空間」に変貌させるプロフェッショナルとしてご活躍されています。そんなミッツィーさんのご自宅は、東京郊外の閑静な住宅地に建つタワーマンション。その眺望の良さと開放感に、取材班一同心を奪われました。
▲高層階のバルコニーからの眺めは抜群。天候が良ければ富士山や東京タワーも一望できるそう。
「この場所に辿り着くまで、長い間家探しをしていた」というミッツィーさんですが、このマンションに出会った時には運命を感じ、即決されたとこのと。お天気の良い日には富士山も見えるというこのバルコニーを、より「ときめくもの」に変えるために、さまざまな工夫をされております。
▲「バルコニーはときめく空間」と語るミッツィーさん。季節ごとの草花に囲まれながら、お気に入りのシャンパンやワインをバルコニーで楽んでいる。
「このマンションは眺望がとても気に入ったけど、グレーの床がどうしても合わなかった」と語るミッツィーさん。マンション特有のグレーの塩ビシートの床色を変えるために、テラコッタ風のタイルシートを探すも、当時(約10年前)はネットで買える屋外用の家具がまだまだ少なく、納得のいくものを見つけるのに苦労されたそうです。それでも、ようやく「これだ!」と思えるアイテムを見つけ、バルコニーにコツコツ貼るところからバルコニストライフをスタートされました。
▲たくさんの草花たちが咲き誇るバルコニー。テラコッタ風のタイルシートとの相性もピッタリだ。
タイルを貼るとバルコニー全体の雰囲気も変わるため、細部にも徐々にこだわりはじめたとのこと。全体が明るい雰囲気になったところで屋外用のテーブルと椅子も購入。マンションのバルコニーではどうしても目立ってしまうエアコンの室外機にも、専用の囲いを施すことでナチュラルな空気感を演出することができました。
▲「ときめき空間」を彩る名脇役達。ちょっとした小物やテーブルにも抜かりがない。無機質な室外機は天然木カバーで覆うことで温かみを感じる雰囲気に。
スペースが限られたバルコニーでも、2人座ってワインやフィンガーフードを十分に楽しむことができる素敵な空間が誕生しました。
▲たくさんの草花に囲まれながら、お気に入りのスパークリングワインを開ければ、自然に会話にも花が咲く。(左:ミッツィーさん、右:バルコニスト協会代表理事の山本)
「花」に生きる力を与える育て方
ミッツィーさんのバルコニーには、色とりどりのお花が育っています。以前、フラワーアレンジメントのお仕事をされていた事もあるというミッツィーさんは「花」にも造詣が深く、季節ごとにバランスを考えながら育てているとのこと。
取材に訪れたのは3月中旬で、チューリップはまだ蕾でしたが、力強く咲き誇るための準備をしているようでした。
▲春の開花に向けて健気に準備をするチューリップのつぼみ。
「どんなに冬が寒くても、雪が積もっても、春になるとしっかりと蕾をつけて咲こうとするチューリップの花に勇気をもらえる」とお話しされるミッツィーさんに「お花を育てるコツ」を伺いました。
海外に行かれる機会も多いミッツィーさんは、長期間留守にする機会も多いはず。お水を毎日あげられないと枯れてしまうのでは…?と気になったのですが、「毎日必ず水をあげて、手をかけてしまうと、水をあげられなくなった途端に枯れてしまう。なので、本当に必要なタイミングまで水をあげず、力強く生きられるように育てている」とのこと。
▲開花したチューリップ(左上 ミッツィーさんご提供)やパンジーやヴィオラたち。季節ごとに様々な花が咲き誇っている。
大切に育てたいからこそ、簡単には枯れない強さを身につけてもらいたい。そんな、お花に対する深い愛情を感じました。お花に水をあげるときは、話しかけながら丁寧に、優しく接するとのこと。そうすることで、留守の間に多少元気がなくなっていたお花も、1時間もするとすっかり蘇るそうです。
Spark Joyのキーワードは「光と風」
ミッツィーさんが、レッスンで習ったばかりという素敵なフィンガーフードと美味しいシャンパンをいただきながらお話を伺っていると、バルコニーに日が差してきました。
「こんまり®メソッド」を世に広め、多くの方の「ときめき/ Spark Joy」に触れてきたミッツィーさんに「心ときめく瞬間はなんでしょうか?」と伺うと、ちょうどバルコニーに光がさし、お花が明るく照らされていました。
▲春の暖かい日差しをいっぱに浴びながら、心地良いそよ風に揺れるバルコニーの草花たち。
「まさにこの、お花に光が当たって風が吹く瞬間がSpark joyです!」と、素敵な笑顔で語ってくれたのがとても印象的でした。
※村田ミッツィーさん公式サイト「Spark-Joy-for-Life」は下記よりご覧いただけます。
https://spark-joy-for-life.com/
編集後記
とあるパーティーで偶然山本代表理事を見かけ、「あの方をぜひ紹介してほしい!」と、ミッツィーさんから主催者の方にお願いしたことから縁が始まったという山本とミッツィーさんの関係。素敵なフィンガーフードを習っているというお話から、すぐに「バルコニスト協会の会員さん向けにレッスンを企画しよう!」と盛り上がり、実現に向けて動き出しました。
▲ミッツィーさん手作りのフィンガーフード。バルコニーで楽しむお酒のおつまみにもピッタリだ。
オープンマインドで、ときめくものや素敵なことに感度が高く、人生を楽しむための行動力がある方が集まる、日本バルコニスト協会。こうしてバルコニーが繋いでくれるご縁が広がっていくことが、とても楽しみです。
取材日:2023年3月20日
【記事・撮影】バルコニスト協会事務局 田中・佐藤
(※ミッツィーさんからご提供いただいた写真も使用しております)